シンゴのシーン

ミヨシシンゴのブログ。

寿司屋の修業はイマドキ無意味!を修業中の僕が考えてみた。

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どうも、ミヨシシンゴです!

 

前回の記事はこちら↓↓↓

落語家に弟子入りして半年!今の心境は? - シンゴのシーン

 

最近、「寿司屋に弟子入りして10年も修業するなんて無意味!」みたいな考え方をテレビや本でよく目にします。

たった3ヶ月間専門学校に通っただけの寿司職人がミシュランを取った事から広まった意見だそうなのですが、そんな時代に飯炊き3年と言われる厳しい修業をする事に果たしてどんなメリットがあるのか、落語家として修業中の僕が大きく3つの視点から考えてみました。

 

1.人間力

先ずは人間力

僕が今の師匠に弟子入りした理由は師匠の落語が好きだったからですが、弟子入りして良かったなと思う瞬間は、師匠がお客さんに対して良くも悪くも嘘をつかない姿勢を垣間見た時だったりします。

寿司の握り方は学校で習っても、寿司職人としての心構えは背中からしか学べないんじゃないかなと。

礼儀作法や信頼関係も含め"人間力"って実は意外と大きいんじゃないかなと思っています。

 

2.ノウハウ

関西の落語家は大体3年間の弟子修業をするのですが、この間お金は一切支払う必要がありません。

普通に考えたらこれからそのノウハウを使って商売をするのですから企業秘密がタダな訳がありませんよね。

「この資料やノウハウを頂いちゃっても良いんですか!?」と驚くような事が度々あるのが弟子の世界。

その代わりタダより怖いものは無いですし、何か万分の一でもお返し出来るのか?と考えると、飯炊き3年もあながち長くはないのかもしれません。

時間×対価=給料の短期構造よりも、時間×修業=技能の仕組みの方が長い視点で見ると魅力的な気もします。

 

3.人脈・ブランド力

最後は人脈とブランド力。

落語家は顔と名前を覚えて頂くのが何より大事。

師匠に弟子入りすると、師匠のお客さんから子供や孫のように成長を温かく見守って頂けます。

誰でも最初は素人、そこから一流を目指すに当たって応援して下さるお客さんは必要不可欠です。

そして尚且つ落語家や寿司屋には屋号があります。

修業が終わると暖簾分けして頂けますし、その名前で商売を始めるという事は決して1からのスタートではないんです。

この名前こそがブランドであり、業界で戦う最大の武器になります。

自分一人で始められる世界って、凄く自由で夢があるように見えますが、ブランド力や人脈作りも全部自分一人の責任ですよね。

一方で修業という地味で厳しいように見える期間の後には、それがキチンと報われるだけの餞別が待っています。

 

以上の視点から、弟子修業という一見非効率にも思えるシステムは、現代においても凄く利にかなっているのでは?という説でした!

 

桂枝之進

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